肥満者が新型インフルエンザに掛ると、重症化するとの報告です。
2009年7月12日の読売新聞に興味深い記事が掲載されていました。
米疾病対策センター(CDC)から、「太りすぎの人が新型インフルエンザにかかると、症状が重くなる恐れがある」と発表した・・という記事です。

すでに、日本からスペイン風邪流行時に生存した人(80歳代以降)は免疫を獲得しているとの報告がありました。今回の発表では、CDCの判断の基は、米ミシガン大学の報告からです。5月下旬から6月中旬までの間に、新型インフルエンザが悪化し、同大大学病院の集中治療室に運ばれた患者10人を調べたところ、9人の体格指数BMIが30以上(高度肥満)だった、との報告です。7人はBMIが40を超えていて、死亡した3人のうち2人がかなりの高度肥満で、従来では「重症患者には見られなかった肺血栓」を起こしていた、とのことです。
これまで、重症化の危険があるグループとして知られていたのは、喘息や糖尿病などの持病のある人や乳幼児と考えられていました。最初に感染が広まったメキシコでの報告では、新型インフルエンザで死亡した人の4分の1が肥満だったということです。肥満者は、糖尿病などの持病も抱える人が多いのですが、肥満との関係は、はっきりしていません。糖尿病の人は、免疫機構が通常の人と比べ低下していて、病原菌やウイルスに弱い傾向がある(つまり、病原菌やウイルスに対して抵抗性が弱い)ことは、知られています。まだ、調べた症例数が少ないので、今後の研究に注目していきたいと思います。
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2009年7月15日
