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15.すごい威力「一口行動訓練」

わざわざ 行います。「訓練」ですから!
はじめは、ぎこちないと思います。何回か続けると、自然に出来ます。そしてこの訓練の深い“意味”を味わうことが出来ます。

目 的

ゆっくり、よく噛み砕き、食べることができる

私になりましょう!

太った方には、特徴的な食行動が見られます。
その1つに、“早食い”や“ながら食い”、“パクパク食べる”食行動が観察されます。
よく噛まずに、口に入れたら、「飲み込むように」食べています。

その一口! 食べ物を口に入れる一連の動作を、一つ一つ順番を確認して、一つ一つ行っていきます。

ゴール

一口ずつ、ゆっくり+「よく噛み砕き」「味わって」

食事をすることができる、私を目指します。

訓練の方法

※ 箸を使って訓練をします。
※ ひとつひとつの、ステップを確認しながら,順番に行います。
※ 実施は、夕食で行ってください。
① 箸を“きちんと”横向きに置く
② 必ず、左手で箸の真ん中をつまみ、持ち上げる
③ 箸を右手に持ちかえる
④ 箸で食べ物をつまむ
(最初は気にしなくてもよいが、慣れてきたら量を加減して
少量をつまんで食べるようにしよう!)
⑤ 口に運ぶ
(口に入れても、すぐには噛まないでね!)
⑥ 食べ物を口の中に含んだまま、左手で箸の真ん中をつまむ
⑦ 左手で箸を置いてから、箸から手を離す
⑧ 箸から手を離してから、ここで噛み始める
(噛み砕く感じで噛もう!)
⑨ 舌を使って、噛み砕いたものを上あごにつけから、飲み込む
⑩ 飲み込んだら、“味はどうだったか”自分に問いかける
(“よし!” “やった!” “できた!” “おいしい!”)

ポイント

* 箸を持ち替える(ワザワザします!)
* 必ず箸を置いてから、噛み始める
* 噛み砕きながら、味を自分に問いかける

■行動訓練をやってみて・・・■

  • 甘いものが食べたくなった時、ゆっくりと一口ずつ食べたら、少しの量で満足できるようになりました。 【58歳女性 パート】
  • 一口行動訓練をやって振り返ると、何かを食べる前に、本当に食べたいか考えるようになり、
    無駄食いがなくなった自分になれたと思います。            【46歳女性 主婦】
  • 自分に合ったダイエットだと思いました。いつもリバウンドのないダイエットを探していたのですごくうれしかった。楽しく無理なく進めていくことができると思っています。増えてもそんなに気にならない。一口行動訓練を、また1からやればいいと思います。 【29歳女性 会社】

アンテナ

  • 「おいしい!」と感じると、食べることは幸せと思いますよね!私たちの味の感じる味覚は、酸味、甘味、塩味、苦味、うま味の5つの基本味と渋味、辛味の7つです。しかし、通常の日常生活で(ふだんの朝ごはん・昼ごはん・夜ごはん)ではいかがでしょうか。日常の生活で、このことが感じられる私にな(・)る(・)ことを、大切にしています。
    その中でKey Wordになります「口中香」(こうちゅうか(・))について、お話をします。
  • 焼き魚やステーキ、割きイカ・・たとえば「焼き魚」ですが、「焼き魚」の味がすると思っていますよね。「舌で感じておいしい!」
  • ここで、鼻をつまんで食べてみてください。いかがでしょうか。鼻をつまんで食べたら「味がしない」と感じるはずです。
  • ところが、鼻をつまんだまま、注意深く味わってみると旨味がだんだん感じて来るはずです。
    しかし、「焼き魚」だとわかる味ではないことに気がつきます。
  • 実は、鼻をつまんだ時に「わからなく」なったのは、「香り」だったのです。
    つまり「うまい!」と感じたのは、「香り」が決めてだったのです。

人が感じる香りは2通りあります。

  • ひとつは、鼻先で、においのあるものをクンクンと嗅いでわかる鼻先香(びせんか)です。
    私たちが「香り」というときは通常、これを意味します。花の香りを鼻先で嗅いで「いい香り!」おなら・・なら「くっさー!」(笑)とかね。
  • もう一つは、食べ物を口に入れて噛んだときに、香りの成分がのどの奥から鼻に抜けて感じられる「口中香」(こうちゅうか)と呼んでいます。噛み砕くときに吐く息に乗ってのどから立ち上る香りのこと、を言います。この口中香は、たべものが「おいしい」「まずい」「好き・嫌い」を決める重要な因子(決め手)になっています。
  • たとえば、風邪で鼻がおかしくなった時、「どんなにおいしいもの」でも、無味な感覚(口中香を感じない状態)で食べると、「おいしくない」と感じたことがあると思います。
    今まで「味」だと思っていたのは、実は多くは「香り」だった!ということです。
  • 食べ物を口に入れたときに、感じられる「うまい!」が、この香りが決めていることを意外に知られていません。嗅上皮(きゅうじょうひ)にある嗅細胞の受容体が、
    におい物質を、とらえ感じる感覚です。

吐息は湿度、温度が高いため、より匂いを感じやすいと言われています。チョコレートの香りを、鼻からかいだ場合と、口中香では脳の活性部位に違いがあります。
ワインの楽しみは人間だけですね。口に入れたとき、舌で感じられる味見と鼻で感じられるこの「口中香」をいっしょに感じるために、「~の味がする」と表現しています。

つまり、食べたときの「おいしい!」は、物理的な口中刺激と味見が「口中香」が伴ってはじめて、「おいしい!」になります。そのために「一口行動訓練」をやっています。

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